名塩和紙学習館
| 西宮市名塩2-10-8 | |
| 0797-61-0880 | |
| 月曜日と年末年始(12月29日~31日・1月1日~4日) | |
| 9時~17時 (入館は16時まで) | |
| 入館料 | 展示室の見学は無料。 紙すき実習は有料(事前申込が必要)。 |
体験を通して名塩の紙漉き文化を学ぶため、平成元年に開館。
名塩和紙とは、材料の雁皮に地元産の泥を混ぜて溜め漉きでつくる和紙(雁皮紙)で、
虫食いや日焼けに強いため、薄手のものは箔打紙や屏風の下貼り用に、厚手のものは
藩札(各藩内で通用するお金)用として全国から需要があった。
江戸時代には名塩千軒と呼ばれるほど栄えていたが、現在では名塩雁皮紙の
技術保持者(人間国宝)に認定された谷野武信氏ともう一軒の計二軒を残すのみとなっている。
名塩の紙漉きの起源はいくつかの説があるが、一つは、浄土真宗本願寺派の蓮如上人が
室町時代の文明7(1475)年に名塩に来た時に同行していた越前の紙漉き職人がこののち
名塩にとどまってはじめたとされるもの。
また、水上勉の『名塩川』という小説に書かれたように、東山弥右衛門が伝えたという伝説もある。
それは名塩から越前へ紙漉技術を学びに行ったが紙漉技術は門外不出のためよそ者には教えて
もらえなかった。
そのため紙漉の家の養子となり村の娘と結婚してようやく技術を身につけたが、貧しい山村の
ふるさと名塩にこの技術を持ち帰るため、妻子を捨てて名塩に戻って紙漉を広めたというもので、
いずれも越前から技術が伝わった事をうかがわせる。
東山弥右衛門の徳を偲んで紙漉仲間によって幕末に建てられた墓は今も名塩の墓地に残っている。
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