傀儡子故跡
| 西宮市産所町10 | |
えびす信仰を人形劇で分かりやすく全国に広めていった傀儡子(くぐつし・かいらいし)
たちが住んでいたとされる西宮神社の北側に、えびすまわし発祥の地を記念して
傀儡師の像が建てられている。
この人形操りを生業とする者(傀儡師・木偶廻し・人形まわしなど)は平安時代にあわられ
各地をめぐっていたが、室町時代に現在の産所町に住み着くものが現れ、西宮神社の
雑役奉仕をしながら諸国をめぐった。
室町時代末頃には「えびすかき」「えびすまわし」といわれ、京都の宮中で公演することも
あるほどになり、江戸時代には淡路の人形遣いや大阪の人形浄瑠璃芝居へ発展したと
いわれるが、西宮のえびすまわしは江戸時代末頃から姿を消してしまった。
傀儡師が信仰していた百太夫をまつった神社は現産所町にあったが、
傀儡子が姿を消したあとは西宮神社の境内に移されて現存している。
西宮の傀儡師たちが全国に人形まわしを伝え広めていた様子は、瀬戸内晴美の人形浄瑠璃をテーマにした小説「恋川」でも触れられている。
同作は二代目桐竹紋十郎を主人公に置いた作品なので、わずかでしかないが、西宮が登場する。
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