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甲山刻印群
2010/07/13西宮には、江戸幕府による大阪城再建(1620~29)による採石場があり、
現在では神戸市東灘区から芦屋市と西宮市西部までの範囲を指して
「徳川大阪城東六甲採石場」とよばれています。
甲山森林公園の展望台辺りにその跡がよく残っているという事で案内してもらいました。
その前に、街中で比較的簡単に見られる物も紹介すると、
柏堂の北山緑化植物園入り口の分銅マーク 越木岩神社境内の四角組み合わせのマーク

などが分かりやすいでしょうか。
このように石にマークが残っているものは、どこの藩が手配したものかが分かるようにするために
刻まれたものらしく、刻印石といわれています。
そして甲山森林公園には、越木岩神社境内の四角組み合わせと同じ、佐賀藩鍋島家の刻印だと
考えられる刻印が残されている石を見ることが出来ます。
甲山森林公園の中でも展望台の裏の小山あたりにたくさん残っています。
下左の写真で数人の人が覗き込んでいるところには矢穴(やあな)が途中まで掘られたままの
残された石がありました。
矢穴とは大きな岩を割るためにのみで掘った小さな穴のことで、その穴の列にくさびを打ち込んでいくと
岩がかぱっときれいに割れるそうです。
下右写真に見える長方形のふたつの穴がそれで、これは穴を開けかけて途中で終わってるものです。
あ、ここからの眺めは展望台と同じく向こうの方に阪神競馬場が見えました。
また他の場所では、矢穴を開けてくさびを打ち込んで割った残りの不要なほうが残されています。
下右写真の指差してる石と手前の石とに残されている矢穴のサイズは加工年代によって違うそうで、
手前の15センチほどの大きいものは江戸初期頃、指差してる5センチ程のものは江戸中期以降の
ものだそうです。
展望台へ行く整備された広い道からもいくつか見えるみたいですが、それよりも展望台の裏の小山に
登る軽登山道のほうにたくさん残っているようです。
人が一人通れる程度の山道もありますので、行く場合には履物に注意してお出かけ下さいね。
石のある場所はこちら → 地図
<香苗>
西宮まつり 産宮参り
2009/09/24西宮神社の秋祭り、西宮まつりの三日目は神社での神事の後、船渡御は西宮浜の新ヨットハーバーから
出発し神戸の和田岬へ向かいました。
えべっさんが鳴尾の漁師の網に掛かった場所という伝説のある和田岬への里帰り。
例年の産宮参りは一隻だけ十数人ほどの参詣だそうですが、今年は船渡御復興10周年を記念して
みんなで和田神社へ参詣することになりました。

渡御船の一部は神戸の港から陸路をとりましたが、えべっさんの乗っている船のほか合計四隻の船が、
到着です。
そして陸路で到着した人たちと合流して、和田神社まで行列していきました。

和田神社で御旅所祭をおこない、その後神職や氏子総代など一部の人が和田神社・三石神社・真光寺へ
参拝しました。
御旅所祭 童女神楽
巫女神楽 和田神社
三石神社 真光寺
帰路はみな陸路で西宮神社まで帰り、還御祭を執り行って無事終了となったようです。

<香苗>
広田神社の抜穂祭
2009/09/13秋晴れの日曜日、広田神社の神饌田の稲刈りがおこなわれました。
お田植えのときのような装束ではないとはいえ、今日も大変な作業です。
まずは稲がどんな風に育ってきたかというと
2009,06,24, 2009,07,26,

2009.08.25. 2009.09.13.

そしてよく実った今日が稲刈りとなりました。
たくさん集まった子供たちは、5月のお田植えで奉仕した早乙女や田童たち、
あと何人か聞いてみた限りでは安井地区子供会で参加しているようです。
まず神事を執り行い宮司さんがはじめの鎌を入れた後、子供たちが鎌で稲を刈っていきました。


神職さんにお伺いしたところ、この土地は以前は畑で数年前に田んぼとして耕作を
始めた場所だからなのか、初めのころは実の付きがあまりよくなかったそうです。
でも年々粒も大きくなって、今年は害虫にもやられずに、立派に実ってよかったと
おっしゃっていました。
まだ、乾燥させてから脱穀するという作業は残っていますが、とりあえず無事に収穫できて
よかったなと思いました。

この新米は11月23日の新嘗祭をおこなってから、神様のへの日々のお供えとして
使われるそうです。 <香苗>
西宮神社のおこしや祭り
2009/06/166月14日はえべっさんが西宮神社へやって来られたという日だそうです。
今年の様子だけでなく昨年の写真も混じっていますが、雰囲気をお楽しみください。
西宮神社の本殿からえびすさまを神輿に乗せて、中央商店街をめぐってから御輿屋跡地まで巡行します。



昔、鳴尾の漁師が漁をしていると網に何か重たい物がかかりましたが魚ではないので海に戻しました。
そのあとも漁をつづけて和田岬のあたりに来た時にまた重たい物がかかりましたが、なんと朝海に戻した
ものと同じものでした。
不思議な事があるものと思い、神様の像のようにも見えるので今度は船のへさきに乗せて家へ持ち帰って
置いておいたところ、ある夜、漁師の夢の中にえびすさまが現れて「もう少し西によい場所があるので
この像を連れて行っておまつりして拝みなさい。そうすれば大漁になるだろう」と言われました。
目が覚めてから漁師は村人と共にえびすさまをかごに乗せて西へ向かっていましたが、途中でえびすさまが
居眠りしたので、村人達も木陰で休憩する事にしました。
でもいくら待ってもえびすさまが起きなくて時間がどんどん過ぎるので、恐れ多くもえびすさまのお尻を
つねって目を覚まさせて、そこから少し西の森の中へ無事お運びすることが出来ました。
このちょっと休憩してえびすさまのお尻をつねった場所が御輿屋跡地でその西の森が西宮神社です。


季節の果物の枇杷をお供えするので「びわ祭り」とか、初めて浴衣を着る季節なので「ゆかた祭り」とか
言われる、近畿で一番早い夏祭りだそうです。
西宮神社の境内には屋台がいっぱい並んでいて、浴衣を着た子供たちがたくさん遊んでいました。
私は神事と行列を見て夕方には帰ったのですが、そのあと夜にかけてまだまだ子供たちは盛り上がりそうでした。


西宮市民にも意外と知られていないお祭りだと思うのですが、西宮を代表する「えべっさん」ゆかりのお祭り
なので、ぜひ一度お参りしてみてください。
でも、梅雨の時期なので雨が降るとちょっとね・・・、それに来年の6月14日は月曜日のような気が・・・。
<香苗>
めぐみ廣田の大田植え
2009/05/31毎年五月の最終日曜日は廣田神社伝承のお田植え祭りです。
昨夜降っていた雨も朝にはあがり、青空ではないものの見物にはちょうどいいお天気でした。
まずは本殿祭として、神社拝殿で田植えの無事と豊作を祈願します。
お田植行事に参加する子供の家族などが多く来ているようで、カメラやビデオを構えている人がいました。
そのほかにも、一眼レフなどの大きなカメラを構えた人も結構いました。

田植に奉仕する子供たちは、物忌童女(ものいみどうじょ)と呼ばれる巫女姿の女の子は広田・安井小学校の
児童、早乙女(さおとめ)と呼ばれる女の子は大社・平木・上ヶ原などの中学生、田童(たわらわ)と呼ばれる
男の子は広田・大社・安井小学校の児童でした。
今まで田植をしたことはないので前日に少し練習したそうです。
本殿祭が終わってからは、行列を作って神饌田へ向かい、いよいよ田植えです。

田人(たびと)さんたちと一緒に横一列に並んで、後ずさりするように中腰になって植えていきます。
しんどい作業を励まそうと、その横では民謡協会による田植え歌や、能管の独奏や、ブラスバンドによる演奏
などがおこなわれましたが、必死に田植え中の子供たちの耳に入っていたのでしょうか?


ひととおり田植えが終わってから、見物に来ていた子供たちにも田んぼのへりの植え残したところに
あぜの上から手を伸ばして稲を植えさせてくれました。
一時間近くかかって田植えが無事済んだあとはまた行列を作って神社へ戻り、これで終了です。
昔からこうやって稲作が続けられて、日本人は米を食べ続けてきたんだなぁとありがたく思いました。
この苗が大きく育っていくのが楽しみです。
<香苗>
甲山神呪寺88箇所巡り
2009/05/27神呪寺の南にある四国八十八箇所を模したミニ巡礼地をめぐってきました。
まずは、基礎知識をちょっとだけ詰め込んでから・・・。
ミニ八十八箇所が作られたのは江戸時代の寛政10(1798)年になってからです。
四国巡礼までは遠くていけない、だから少しでも近くに代わりの巡礼地があればという
ミニ巡礼地の築造は江戸中期から昭和の初期にかけておこなわれたといい、甲山の
ミニ巡礼地は比較的早い時期に作られたものだそうです。
完成当初は京都方面から陸路で、大坂方面からは海路で、とてもたくさんの参詣者で
賑わったそうですが、平成の今はひっそりと、ちょっと寂しいぐらいです。
でも、たとえ信心がなくても、全行程2.5kmほどのちょっとした散策コースにおすすめです。
まずは阪神バス甲山森林公園バス停で降りてからスタートしました。
バス停そばの駐車場入り口に「寛政十年」の銘の入った石碑があります。

ここから西(神呪寺方面)へ向かうと道路より低い位置にまず一番札所。
ここの石柱とか台座とか井戸の中とか、人名がいっぱい結構読める字で彫られていて
読めたらうれしくっておもしろいです。

この次の二番札所からは道の反対側です。
歩道のないところを通らないといけないのでご注意を。
車道に沿って進むと石材店と大師下バス停の間に十二番札所があって、その横の階段を下ると
十三番札所、十三番の先の道は右へまがります。
通っていい道かちょっと不安になりますが(笑)、左手に見える茂みに向かってこの路地から
あぜ道を通って進んでいきます。

この後は時々車道を横切りますが、山の中を道なりに歩きます。
坂道だったり階段だったりしますが、ちょっと歩きにくいので気をつけてください。

こんなフェンスの隙間から出入する場所も
45番から64番のあたりは花崗岩の崩れた砂っぽい足元なので滑ります!
でも、63番札所辺りからは神呪寺がよく見えて、気持ちいいです。

この日はウグイスも鳴いていましたし、ところどころに季節の花々が咲いていたり、小さなまつぼっくりが
いっぱい落ちていたり、まさしく自然を満喫! って感じです。

87番札所は道の行き止まりにあるので、車道に戻って88番札所のある境内へ向かって
最後のひと踏ん張りですが、この階段がまた大変・・・。

無事、八十八箇所回ることが出来ました。
分かりにくい方は、地図は神呪寺の社務所でもいただけますが、『宮っ子』2009年5・6月号に
掲載されていた地図もわかりやすいと思います。
大まかなルートはこちらでも確認できます。 → 地図
階段が多いのはもちろんですが、足元の状態は決していいとは言えないので、靴には
気をつけて散策してみてください。
これから暑くなる夏に向かっても、木陰の中を歩く事が多いので比較的涼しく散歩できそうです。
が、虫除けの準備をして出かけることをお勧めします。
<香苗>
西宮のシンボル「甲山」に登れ
2009/05/04西宮市内南部ならどこからでも見える甲山。
六甲山系の東の果てで小さな噴火があり、六甲山の花崗岩を突き破って溶岩がポコンと飛び出して固まったため、あんな形になったということは知っていたが、実はこれまで眺めただけで登ったことがない。
今朝は早く目が覚めてしまったが昼までやることがないので、午前中限定で甲山へ向かう。
登山道がどこにあるのか分からないため、とりあえず「甲山森林公園」へ。
見上げれば甲山。これから制覇されるとも知らずにのんびり構えてやがる。待ってろよ、今すぐ登ってやるから。

見つけた登山道の入り口は「甲山自然の家」の横。看板によれば、山頂まで700メートルとのこと。
なんだ大したことないなと思って、登山道に踏み込むと。。。
山頂は広場になっていて、三角点の真新しい看板が立っていた。さらに視線を移すと寛いでいる家族連れの様子も見られた。
なにぃ!さっきの厳しい登山道を小さな子どもたちが登ってきたのか、ぜいぜい言って汗をかいていた俺は何だったのか、と一人立ちすくんでいると、俺が登ってきたのとは違う方向から山頂広場に入ってくる家族連れを発見。
そう、登山道はほかにもあったのだ。
帰りはその神呪寺方面の登山道を下ることにした。

こちらの神呪寺ルートはきっちり整備されていて、眺望の開けたところもある。家族連れにはこちらがお勧めだろう。
少年少女諸君はもっと大人になってから、自然の家ルートに挑戦したまえ。

無事下山完了。ついでに北山貯水池にも寄る。臨時駐車場も設置されていて駐車場所に困らないのはナイス。
つつじがきれいに咲いている。誰かが俺を見ているような気がして振り返ると、甲山がゆったりと佇んでいた。

(風)
初夏のハイキング ~旧福知山線廃線跡~
2009/05/01JR生瀬駅から武田尾駅にかけての旧福知山線廃線跡に行ってきました。
とても良いハイキングコースで今日もたくさんの人が来ていましたが、
実は廃線跡は立入禁止で、JRも事故や怪我が起こることを心配しています。
JRは現状では立ち入りを黙認しているようですが、事故などが起これば本当に
立入禁止になってしまうかも知れませんので、以下の点に注意しましょう。
①廃線跡は枕木や砂利で足下が悪いので、必ず歩きやすい靴を履きましょう。
できれば踝まで保護できるタイプのものが良いと思います。
②トンネルの中を歩く箇所が多いのですが、トンネル内に照明はなく真っ暗です。
必ず懐中電灯を持参しましょう。
③橋や柵などの構造物は老朽化が進んでいますので慎重に行動しましょう。
さ、それではスタートです。
【JR生瀬駅で下車、廃線跡入口を探す】
JR福知山線に乗り、宝塚から一駅のJR生瀬駅で下車しました。

駅前を右に行くと国道176号線に出ますので176号線を左へ。
176号線は相変わらず車が多く、歩道も狭いので注意して歩いてください。

廃線跡の入口は中国自動車道の高架をくぐって、少し先を武庫川河畔に下りたところです。
JRからの注意書きがあります。

【ハイキング開始】
右手に武庫川を眺めながら進みます。
緩やかな上り道ですが急な勾配はなく家族連れや中高年の方も楽しめます。
(最近は中高年の方がとてもお元気ですから、こんな風に書くと怒られちゃいますね)
ただしコースは枕木や砂利で歩きにくいので気を付けてください。

同じ武庫川でも西宮南部と北部ではまるで表情が違います。
都会からすぐのところにこんな渓谷美があるなんて贅沢ですよね。
楽しみながらゆっくり歩いていきましょう。

【1号トンネル発見】
トンネルはいくつも出てくるのですが、最初の1号トンネルに入る時はどきどきしましたよ。
(これ以降のトンネルも●号と書きますがもちろん正式名称ではないですからね)
トンネルはかなり長くそのうえ曲がってるので中は真っ暗。一人きりで入るのはちょっと怖いかも。
またトンネルの中も枕木などで足下が悪く、一部ぬかるんだ所もあるので懐中電灯は必携です。
トンネルの出口の明かりが見えたときは正直ほっとしました。

トンネルを出た後はまた武庫川の景色を楽しみながらゆっくり歩きます。

【2号・3号トンネル通過、鉄橋発見】
気持ちの良い天気のもと、快調に進んでいます。2号・3号トンネルも通過。

そして3号トンネルの出口のすぐ外に見えるのは、
そう「鉄橋」。
足がすくむほどの高さではないのですが、JRの看板で老朽化が進んでいると注意されていたので、
「大丈夫かな」とちょっと心配になります。橋の上から川上を眺めた景色がとても素敵です。

鉄橋を渡ると武庫川は、これまでの右手から変わって左手に望むことになります。
【4号トンネルを抜けたところでお弁当】
ハイキングも後半。4号トンネルを抜けると、景色がぱっと開けました。
このあたりはコースの幅も広く、腰を掛けられる岩も置いてあって休憩するのに最適。
時計を見たらちょうど12時でしたので、僕もコンビニで買っていたおにぎりを食べました。
目の前には青い空にみどりの山、なごむなぁ。

食事を終えてしばらく進むと「西宮権現平桜」の看板。読んでみると、
かの「桜博士」笹部新太郎氏が樹形、花のよさ、成長の速さなど、日本一の山桜と激賞した桜とのこと。
看板の横にあった西宮権現平桜はまだ若木のようでしたが、確かに樹形良し。
どんな花が咲くのか気になります。

西宮権現平桜の近くには河畔で遊べる親水公園というところもありました。
こちらで休憩をとる人も多いようです。

【5号・6号トンネル、いよいよゴールへ】
そろそろ疲れてきましたがトンネルは残り2つ。
5号・6号トンネルを潜り抜けたところで、レールの一部を発見。
これまで枕木や砂利ばかりでレールはなかったのですが、こんな状態で地面に埋まっていました。

そして、、、しばらく行くと枕木がなくなりました。きっとここがゴールなんですね。

帰りはJR武田尾駅から。
2時間かけて生瀬駅から武田尾駅まで歩いてきましたが、福知山線高槻行き普通電車は
トンネルに吸い込まれるとあっという間に僕を宝塚駅まで送り届けてくれました。

—
夏はハチなどの虫が多いのでやめておいた方が良いそうですよ。
僕は紅葉の頃にまた来てみようと思います。
<風>
乗ってきました!「酒蔵無料巡回バス」
2009/04/20酒と文化を巡る冒険
4月11日の土曜日、「無料巡回バス」に乗って酒蔵めぐりを楽しんできました。
初夏を思わせる陽気の中で、西宮では長持ちした今年の桜がまだ満開。
花と、酒と、新しい発見を求めて、いざ出発!
JR西宮駅「乗り場をまちがえ、ややアセる」
乗ったのはJR西宮駅11時30分発の第2便。
この駅は北口・南口の両方にバス乗り場があるので普段利用しない人は要注意。
酒蔵巡回バスが出るのは南口の2番乗り場です。
路線バス同じ所ですが、柱に「酒蔵無料巡回バスのりば」の表示が貼ってあり、
ウロウロしてると係の人が声をかけて黄色い封筒に入った資料を渡してくれました。
この封筒は必ずゲットしておきましょう。
チラシやガイドマップ一式の他に「あいたい兵庫デスティネーションキャンペーン」のガイドブックが入っています。
各施設で使える「まる得チケット」が綴じ込んであるので、とっても役立ちます。
定刻になってやって来たのは普通の阪神バス。
フロントに小さな「酒」のプレートがついて行き先表示が「酒蔵無料巡回バス」となっているものの、
他は全く路線バスなので、一般客が間違えて乗りそうになってました。
ここからバスに乗ったのは15名ほど。
この後、阪神西宮駅を経由して(ここにも係の人がいます)5名ほど乗ったので、
座席はほぼ満席に。年配の男性が多いが、ご夫婦や若者もちらほら。
車内には係員と観光ボランティアガイドの人が添乗しており、詳しい説明や見所の案内をしてくれます。
先ほどもらったガイドブックの「まる得チケット」をバスの中で切り取っておきましょう。
施設の入り口で出そうとするとモタつきます。
これが、酒蔵無料巡回バス! 玄人はだしの観光ボランティアガイド
西宮神社「えべっさんのご利益にあずかる」
阪神を出るとすぐに最初のスポット西宮神社に。
私はちゃんとお参りしたことがなかったので、ここで降りましたが、ほとんどの人はパスするようです。
一般には「西宮えびす」と呼ばれてますが、正式名称は西宮神社って言うんですね。知らんかった。
さて、ここの見所は特別公開中の「六英堂とえびす信仰展」。<2009年4/4~6/28の土・日・祝>
岩倉具視(篤姫で片岡鶴太郎がやってた人といった方がピンとくる?)の私邸なんだそうだが、
あまりに普通の感じで拍子抜け。
でも、こんな普通っぽい家で明治政府の元勲たちが国家の大事を議論してたかと思うと、なかなか興味深い?
お参りしようと本殿の前に行くと、まるで平安時代にタイムスリップしたかのような衣装の娘さんたち。
参拝客も一緒に記念写真を撮ったりしているので何事かと尋ねると、
これから北山植物園で「曲水の宴」が行われるので集まっているとのこと。
えべっさんにお参りするのも忘れて、しばし艶やかな集団に見とれてしまいました。
白鹿酒ミュージアム「お宝の江戸美術に出会う」
30分ほどで西宮神社を後にしましたが、次のバスまで時間が空きすぎるので白鹿まで歩くことに。
やはり、えべっさんはパスするか、先に寄って阪神西宮から巡回バスに乗るのが良さそう。
とは言っても白鹿までは歩いて10分ほどです。
白鹿は施設が複数あって道を挟んで分かれているので気をつけましょう。
ミュージアムは有料(500円→まる得チケットで400円に)ですが、
吟醸酒のミニボトルつきなので実質タダみたいなもんですね。
道の南側にある記念館は巡回バス期間中は
「笹部さくらコレクション」を展示してますが、これがなかなかの掘り出し物。
広重、国芳、久隅守景らの作品が見られ、江戸美術ファンなら見逃せない!
道の北側は、昔の酒造りを展示した酒造館とレストランやショップのあるクラシックス。
意外なことに、お酒が飲めるのはクラシックスだけなので、呑んべえの人はここまで我慢しましょう。
白鹿ミュージアムは、じっくり回れば両方で1時間以上かかります。
本格的な美術館になっている「記念館」 昔の酒造りの様子をそのまま見せる「酒造館」
白鷹禄水苑「白昼の誘惑にふらつく」
白鹿を出て北に向かう。
ここから日本盛までは各ポイント5分くらいなので歩くのがおすすめ。
白鷹に近づくにつれて甘い匂いがしてきたので、何だろうと思ったら
「酒蔵通り」を挟んで斜向かいがアンリの工場だった。まさに、甘辛アベニュー!?
白鷹禄水苑は併設されている竹葉亭の看板の方が目立ちますが、同じ建物です。
入ってすぐがショップと「蔵バー」。
ここのお目当てはバーで味わう「季節の飲み比べセット」(1000円→まる得チケットで800円に)。
禄水苑の限定酒等3種の利酒と酒肴一品がついて、昼下がりの大人の休日にぴったり。
まだまだ先があるのでこれだけにと思っていましたが、つい誘惑に負けて「極上白鷹」のショットを追加してしまった。
さて、私のように飲み過ぎた場合は、別棟にある「集古館」で少し頭を冷やしましょう。
白鹿ほどではないがコンパクトにまとまった酒造りのミュージアム。
宮水の勉強などをしておくと、この後回る宮水庭園がいっそう興味深く楽しめます。
絶対外せない「季節の飲み比べセット」 清々しい禄水苑の中庭で酔い覚まし?
宮水庭園「異星人の秘密基地に迷い込む」
酒蔵通りを西へ向かい、小さな祠のある市役所前線との交差点を北に折れるとそこは宮水地帯。
高速道路までの狭い地域に各社の井戸がある… はずだが、
行く手に見えてきたのは銀色に光るドーム状の物体の群れ。
宮水庭園という名称から、古風な井戸を想像していただけに一瞬、
酔いが回ったかと思いましたが、各酒蔵の看板があるのでこれが宮水井戸らしい。
砂利の庭にポコポコとならぶ銀色のドーム。
宇宙基地のようなこの風景は、初めて見るとかなり衝撃的です。
もっとも、伝統的なイメージがお好みなら一本西の筋に「宮水発祥の地」の石碑もあります。
宮水地帯の北の端、阪神高速の手前にクラシックな建物が見えたので、気になって足を伸ばしてみました。
レトロ調の白亜のビルがぽつんと建っている様は、映画のセットのよう。
後で調べてみると、昭和初期に建てられた「多聞ビル」だそうです。
今何に使われているか分かりませんでしたが、なかなか絵になります。
日本盛酒蔵通り煉瓦館「禁断の甘辛チャンポンに耽る」
酒蔵通りまで戻り、東へ向かうとじきに日本盛の酒蔵通り煉瓦館。
ここは、あきらかに女性を狙っていますね。
酒酵母を使った化粧品を売っていたり、ガラス工房やエステコーナーまで。
利き酒コーナーもあるけど、おっさんが酔っ払うにはちょっと抵抗がある。
そこで、おすすめは巡回バスに合わせて設定された「甘辛三昧!SAKEとSWEETSに舌鼓」。
千円で地元の人気スイーツ3品(和菓子・洋菓子・煉瓦館オリジナル)と
ドリンクのセットに新製品のお酒のお土産までついてくる。
それをホールでジャズやクラシックの演奏を聴きながら、ゆったり味わうという趣向。
さらに、各種の試飲が飲み放題!
この日は日本盛の女性社員によるクラシック演奏だったけど、なかなかのもの(プロの出演する日もあります)。
やさしい音楽を聴きながら、呑んで、食べて、また呑んで…このまま昼寝したい誘惑に駆られながら、
土曜の午後の甘美な時間が過ぎゆくのでした。
甘党も大満足の「甘辛三昧セット」 生演奏を聞きながら優雅なひとときを
大関甘辛の関寿庵「呑んべえの土産は、お約束の酒饅頭」
最後のポイント大関へ。
日本盛からは少し距離があるので、時間が合えばバスに乗ってもよいでしょう
(歩いても10分もかかりませんが、酔いも回ってきてると思うので)。
関寿庵は各施設の中では最もコンパクト。
喫茶コーナーもありますが、ショップが中心なので、ここは最後のお土産を買い揃えるのが正解。
限定品の原酒や焼酎、酒を使った様々な和菓子、酒の肴に合いそうな魚介の加工品など豊富に揃ってます。
いろいろ目移りしますが、最後はやっぱり名物の酒饅頭「酒寿」(まる得チケットで10%引き)で締めましょう。
バス停は道路を挟んだ反対側、今津小学校の前ですが、バスに乗る前にぜひ見ておきたいのが校内の六角堂。
明治15年に建てられた日本で2番目に古い洋風建築の小学校だそうで、敷地の外からもよく見えます。
ピンク色のレトロモダンな外壁が満開の桜に映えて、ツアーの最後を締めくくるのにふさわしい眺めでした。
関寿庵の酒饅頭と各施設でもらったお土産 桜に映える今津小学校の六角堂
再びJR/阪神へ「顔も心も桜色に染まって」
大関前から乗った最終バス(17:02)は、意外なことに女性がいっぱい。
お土産の袋をたくさん抱えて、皆さん満足そう。
そういえば、途中でも目についたのは女性の姿が多かったし、
各施設も酒そのものより、酒にまつわる文化やスイーツに力を入れていました。
酒蔵巡りは、酒を全く飲まなくても十分に楽しめるカルチャーツアーだったのだ。
それにしても、呑んべえのオッサンはどこへ行ったの?
by tanishi
ぶら~り、御前浜
2009/04/19夙川河口を挟んで、西は堀切橋、東は御前浜橋の間に広がる御前浜。
「御前浜(おまえはま)」の名称は古く、平安時代からこの名で呼ばれていたとのこと。
広田神社の前にある浜ということから御前浜と呼ぶようになったそうです。
マルナカへの買い物ついでに御前浜をぶらり。

























