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乗ってきました!「酒蔵無料巡回バス」
2009/04/20酒と文化を巡る冒険
4月11日の土曜日、「無料巡回バス」に乗って酒蔵めぐりを楽しんできました。
初夏を思わせる陽気の中で、西宮では長持ちした今年の桜がまだ満開。
花と、酒と、新しい発見を求めて、いざ出発!
JR西宮駅「乗り場をまちがえ、ややアセる」
乗ったのはJR西宮駅11時30分発の第2便。
この駅は北口・南口の両方にバス乗り場があるので普段利用しない人は要注意。
酒蔵巡回バスが出るのは南口の2番乗り場です。
路線バス同じ所ですが、柱に「酒蔵無料巡回バスのりば」の表示が貼ってあり、
ウロウロしてると係の人が声をかけて黄色い封筒に入った資料を渡してくれました。
この封筒は必ずゲットしておきましょう。
チラシやガイドマップ一式の他に「あいたい兵庫デスティネーションキャンペーン」のガイドブックが入っています。
各施設で使える「まる得チケット」が綴じ込んであるので、とっても役立ちます。
定刻になってやって来たのは普通の阪神バス。
フロントに小さな「酒」のプレートがついて行き先表示が「酒蔵無料巡回バス」となっているものの、
他は全く路線バスなので、一般客が間違えて乗りそうになってました。
ここからバスに乗ったのは15名ほど。
この後、阪神西宮駅を経由して(ここにも係の人がいます)5名ほど乗ったので、
座席はほぼ満席に。年配の男性が多いが、ご夫婦や若者もちらほら。
車内には係員と観光ボランティアガイドの人が添乗しており、詳しい説明や見所の案内をしてくれます。
先ほどもらったガイドブックの「まる得チケット」をバスの中で切り取っておきましょう。
施設の入り口で出そうとするとモタつきます。
これが、酒蔵無料巡回バス! 玄人はだしの観光ボランティアガイド
西宮神社「えべっさんのご利益にあずかる」
阪神を出るとすぐに最初のスポット西宮神社に。
私はちゃんとお参りしたことがなかったので、ここで降りましたが、ほとんどの人はパスするようです。
一般には「西宮えびす」と呼ばれてますが、正式名称は西宮神社って言うんですね。知らんかった。
さて、ここの見所は特別公開中の「六英堂とえびす信仰展」。<2009年4/4~6/28の土・日・祝>
岩倉具視(篤姫で片岡鶴太郎がやってた人といった方がピンとくる?)の私邸なんだそうだが、
あまりに普通の感じで拍子抜け。
でも、こんな普通っぽい家で明治政府の元勲たちが国家の大事を議論してたかと思うと、なかなか興味深い?
お参りしようと本殿の前に行くと、まるで平安時代にタイムスリップしたかのような衣装の娘さんたち。
参拝客も一緒に記念写真を撮ったりしているので何事かと尋ねると、
これから北山植物園で「曲水の宴」が行われるので集まっているとのこと。
えべっさんにお参りするのも忘れて、しばし艶やかな集団に見とれてしまいました。
白鹿酒ミュージアム「お宝の江戸美術に出会う」
30分ほどで西宮神社を後にしましたが、次のバスまで時間が空きすぎるので白鹿まで歩くことに。
やはり、えべっさんはパスするか、先に寄って阪神西宮から巡回バスに乗るのが良さそう。
とは言っても白鹿までは歩いて10分ほどです。
白鹿は施設が複数あって道を挟んで分かれているので気をつけましょう。
ミュージアムは有料(500円→まる得チケットで400円に)ですが、
吟醸酒のミニボトルつきなので実質タダみたいなもんですね。
道の南側にある記念館は巡回バス期間中は
「笹部さくらコレクション」を展示してますが、これがなかなかの掘り出し物。
広重、国芳、久隅守景らの作品が見られ、江戸美術ファンなら見逃せない!
道の北側は、昔の酒造りを展示した酒造館とレストランやショップのあるクラシックス。
意外なことに、お酒が飲めるのはクラシックスだけなので、呑んべえの人はここまで我慢しましょう。
白鹿ミュージアムは、じっくり回れば両方で1時間以上かかります。
本格的な美術館になっている「記念館」 昔の酒造りの様子をそのまま見せる「酒造館」
白鷹禄水苑「白昼の誘惑にふらつく」
白鹿を出て北に向かう。
ここから日本盛までは各ポイント5分くらいなので歩くのがおすすめ。
白鷹に近づくにつれて甘い匂いがしてきたので、何だろうと思ったら
「酒蔵通り」を挟んで斜向かいがアンリの工場だった。まさに、甘辛アベニュー!?
白鷹禄水苑は併設されている竹葉亭の看板の方が目立ちますが、同じ建物です。
入ってすぐがショップと「蔵バー」。
ここのお目当てはバーで味わう「季節の飲み比べセット」(1000円→まる得チケットで800円に)。
禄水苑の限定酒等3種の利酒と酒肴一品がついて、昼下がりの大人の休日にぴったり。
まだまだ先があるのでこれだけにと思っていましたが、つい誘惑に負けて「極上白鷹」のショットを追加してしまった。
さて、私のように飲み過ぎた場合は、別棟にある「集古館」で少し頭を冷やしましょう。
白鹿ほどではないがコンパクトにまとまった酒造りのミュージアム。
宮水の勉強などをしておくと、この後回る宮水庭園がいっそう興味深く楽しめます。
絶対外せない「季節の飲み比べセット」 清々しい禄水苑の中庭で酔い覚まし?
宮水庭園「異星人の秘密基地に迷い込む」
酒蔵通りを西へ向かい、小さな祠のある市役所前線との交差点を北に折れるとそこは宮水地帯。
高速道路までの狭い地域に各社の井戸がある… はずだが、
行く手に見えてきたのは銀色に光るドーム状の物体の群れ。
宮水庭園という名称から、古風な井戸を想像していただけに一瞬、
酔いが回ったかと思いましたが、各酒蔵の看板があるのでこれが宮水井戸らしい。
砂利の庭にポコポコとならぶ銀色のドーム。
宇宙基地のようなこの風景は、初めて見るとかなり衝撃的です。
もっとも、伝統的なイメージがお好みなら一本西の筋に「宮水発祥の地」の石碑もあります。
宮水地帯の北の端、阪神高速の手前にクラシックな建物が見えたので、気になって足を伸ばしてみました。
レトロ調の白亜のビルがぽつんと建っている様は、映画のセットのよう。
後で調べてみると、昭和初期に建てられた「多聞ビル」だそうです。
今何に使われているか分かりませんでしたが、なかなか絵になります。
日本盛酒蔵通り煉瓦館「禁断の甘辛チャンポンに耽る」
酒蔵通りまで戻り、東へ向かうとじきに日本盛の酒蔵通り煉瓦館。
ここは、あきらかに女性を狙っていますね。
酒酵母を使った化粧品を売っていたり、ガラス工房やエステコーナーまで。
利き酒コーナーもあるけど、おっさんが酔っ払うにはちょっと抵抗がある。
そこで、おすすめは巡回バスに合わせて設定された「甘辛三昧!SAKEとSWEETSに舌鼓」。
千円で地元の人気スイーツ3品(和菓子・洋菓子・煉瓦館オリジナル)と
ドリンクのセットに新製品のお酒のお土産までついてくる。
それをホールでジャズやクラシックの演奏を聴きながら、ゆったり味わうという趣向。
さらに、各種の試飲が飲み放題!
この日は日本盛の女性社員によるクラシック演奏だったけど、なかなかのもの(プロの出演する日もあります)。
やさしい音楽を聴きながら、呑んで、食べて、また呑んで…このまま昼寝したい誘惑に駆られながら、
土曜の午後の甘美な時間が過ぎゆくのでした。
甘党も大満足の「甘辛三昧セット」 生演奏を聞きながら優雅なひとときを
大関甘辛の関寿庵「呑んべえの土産は、お約束の酒饅頭」
最後のポイント大関へ。
日本盛からは少し距離があるので、時間が合えばバスに乗ってもよいでしょう
(歩いても10分もかかりませんが、酔いも回ってきてると思うので)。
関寿庵は各施設の中では最もコンパクト。
喫茶コーナーもありますが、ショップが中心なので、ここは最後のお土産を買い揃えるのが正解。
限定品の原酒や焼酎、酒を使った様々な和菓子、酒の肴に合いそうな魚介の加工品など豊富に揃ってます。
いろいろ目移りしますが、最後はやっぱり名物の酒饅頭「酒寿」(まる得チケットで10%引き)で締めましょう。
バス停は道路を挟んだ反対側、今津小学校の前ですが、バスに乗る前にぜひ見ておきたいのが校内の六角堂。
明治15年に建てられた日本で2番目に古い洋風建築の小学校だそうで、敷地の外からもよく見えます。
ピンク色のレトロモダンな外壁が満開の桜に映えて、ツアーの最後を締めくくるのにふさわしい眺めでした。
関寿庵の酒饅頭と各施設でもらったお土産 桜に映える今津小学校の六角堂
再びJR/阪神へ「顔も心も桜色に染まって」
大関前から乗った最終バス(17:02)は、意外なことに女性がいっぱい。
お土産の袋をたくさん抱えて、皆さん満足そう。
そういえば、途中でも目についたのは女性の姿が多かったし、
各施設も酒そのものより、酒にまつわる文化やスイーツに力を入れていました。
酒蔵巡りは、酒を全く飲まなくても十分に楽しめるカルチャーツアーだったのだ。
それにしても、呑んべえのオッサンはどこへ行ったの?
by tanishi








